●イスタンブール3日目の観光コースは、午前はアジア側、午後は軍事博物館と新市街散策です。
●エミノニュ駅近くのカドゥキョイ行き桟橋から船に乗り、アジア側へ。ガイドブックの写真などでは、青い空、青い海ですが、冬のイスタンブールは、どんよりとした雲と灰色の海です。オフシーズンだったせいか観光客は少なく、地元の人ばかりでした。
船の中でガイドブックを見ていると、隣の席のおじさんが興味深そうに覗き込みます。トルコ語で日本人かと聞かれたので、そうだと答えると、「ジュウドウ」とか「カラテ」とか知っている日本語の単語を話し出しました。トルコ語なので何を言っているのか分からないのですが、身振り手振りによると、船乗りで日本に行ったことがあるというような感じの話をしていたように思われます。
●アジア側では、トラムヴァイで市内一周する予定にしていました。ところが、ジェトン売り場に行ったら、理由はよく分かりませんでしたが、ジェトンを買えませんでした。切符売り場のおばさんは、指を4本立てながら何か説明してくれたのですが、トルコ語のため理解できませんでした。
仕方なくトラムヴァイの線路に沿って歩き始めましたが、一台もトラムヴァイの車体を見ない。走っているのはバスばかり。カドキョイのトラムヴァイは、廃止されたのでしょうか?
●アジア側の目当ては、フェネルバフチェ博物館。桟橋からは遠いといえば遠いですが、歩けない距離ではない。無料ですが、サッカーファンにとっては充実した展示のようであり、うちの宿六さんは喜んでおりました。
●お昼は、アジア側のロカンタ「ヤンヤル・フェンミ」(Yanyalı Fehmi)にて。このお店は、「地球の歩き方」にも掲載されていますが、美味しい上に、内装も落ち着いていて趣がありました。昨日行ったスェルケジ駅周辺のロカンタよりも、味もお値段も明らかに1ランク上のお店です。
ガラスケースを見ながら指差し注文して、2人で6種類(4皿)のお料理を注文しました。パシャ・ケバブ、キョフテ、ブドウの葉のドルマ、トマトのドルマ(中にはピラウが)、ほうれん草の煮込み、ピラウ。どれもこれもが、あぁトルコに来て良かった、あぁアジア側に来てよかった、という味です。
地元の人たちは、スープとメイン一皿を注文している人が多かったです。
●その後、再び船に乗って、今度は新市街のカラキョイ桟橋へ。
老舗バクラヴァ店「カラキョイ・ギュルルオウル」(Karaköy Güllüoğlu)で、トルコ一美味しいと云われているバクラヴァを食します。バターが濃厚、トロッとした蜜がたっぷり。「脳天が突き抜けるほど甘い」かと聞かれると、そこまで甘くはないかな。でも、甘いけど。
今回の旅行では、5ヶ所でバクラヴァを食べました(カッパドキア2ヶ所、イスタンブール3ヶ所)。確かに、ギュルルオウルのバクラヴァは、最も濃厚で、味の輪郭がクッキリとしていました。お土産用の箱詰めバクラヴァは、ギュルルオウルのものでも、万人受けするようにマイルドになっているように思われます。
もっとも、日本人には、ギュルルオウルのバクラヴァは、濃厚すぎるかなぁ。しかし、こう書いている間にも、もう一度あの味を試してみたいと思わせるような、個性あるお菓子です。
それにしても、甘味処なのに、女性ではなく男性が多い。トルコ人のビジネスマンっぽいおじさんが1人で店に来て、バクラヴァ1皿(5個)とチャイを注文している。トルコの男性が甘いものが好きというのは、本当なのですね。
●バクラヴァで血糖値を上げた後、トラムと地下鉄を利用して軍事博物館に行こうとして、テュネル駅に向かう。しかし、地図を頼りに駅を探すも、辿り着かない・・・人に道を聞きながら辿り付いた駅は、シシャネ駅という地図にはない駅・・・
結局、「地球の歩き方08~09」の地図上のテュネル駅の位置が誤っていたようです。さらに、タクスィム駅からシシャネ駅まで、新しい地下鉄路線が伸びていました。現地に行かないと、分からないことが色々あるものなのですね。
●軍事博物館の目当ては、午後3時からの軍楽隊演奏です。向田邦子のドラマ「阿修羅のごとく」のテーマで、トルコの軍楽が使われており、ぜひとも生で聞きたかった。
華やかで勇壮で迫力のある音楽と衣装。高音の管楽器、シンバルや太鼓の音が腹に響きます。でも、赤や紺色のガウン姿は、どことなくおもちゃの兵隊のようで、かわいくもあります。「阿修羅のごとく」のテーマに使われていた曲も演奏され、大満足でした。
軍事博物館は、とにかく広くて、ものすごい数の展示物があります。軍事フリークにはたまらないことでしょう。私たちは、軍楽演奏の後、1時間くらいしか見学できなかったので、さらっとしか見ただけでした。
●その後、軍事博物館からタクシィム駅まで歩き、さらにイスティクラール通りを散策です。
疲れていたせいもあるかもしれませんが、わざわざトルコ旅行に来て、ここを散策する必要はないな、と思いました。同じ気分を味わいたいのであれば、新宿や渋谷で十分です。旧市街よりも、洗練され美味しいレストランはあるのかもしれませんが、少なくとも目当てもなくぶらぶらして楽しいとは思えなかった。
●ガラタ橋から旧市街に戻るとき、エミノニュの地下街を通ります。この地下街は、旅行中に何度か通りましたが、何度通ってもアメ横そっくりと思ってしまいました。
一日中歩き疲れて、スルタンアフメット駅近くの甘味処でステュラッチとチャイ(と思ったら、リプトンでがっかり)で夕飯代わりに。
●ちなみに、軍事博物館からタクシィム駅に行くまでの通りで、「地球の歩き方」にも情報が載っている「靴磨き屋詐欺」を目撃しました。目の前を歩いている靴磨き屋さんが大きなブラシを落としました。ブラシが地面に落ちたときに大きな音がするのに気付かない靴磨き屋さんって、いないですよね?!皆さんも気をつけてね!
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